アルファロメオ147 ギア入らず
2014年09月17日
アルファロメオ147 2.0TSセレがギアが入らずで入庫しました。
ニュートラル状態でエンジンは始動可能。
ですが何やらミッション付近からものすごい異音が。。。あと異臭が。。
セレはシフトを入れようとしてますが、クラッチが切れていない感じ。
テスターあててもあらゆる数値が狂っております!
間違いなくクラッチカバーかレリーズベアリングの破損なので
すぐにミッションを下ろしにかかります。。。
(またまた重たい仕事ですね!!)
ミッション脱着にはマフラー、サスペンション周り、セレユニット、その他イロイロ・・・
トランスミッションに付いている補機類を全て外し。。。
エンジンはエンジンハンガーで吊り、下からミッションジャッキを使ってミッションを下ろします!
難なくミッション下りました!
そして何か金具も落ちてきました。。。
レリーズベアリングの破損です。。。
ベアリングが砕け、回転しなくなったためプラスチック部分が熱で溶けて
クラッチが切れなくなったようです。
その他は大きな破損は見られませんでしたが、カバーのダイヤフラムスプリングは大きく摩耗して、ディスクも減っています。。。
カバー、ディスク、ベアリングの3点とミッションメインシャフトシールも交換です!!
新品クラッチ3点!!
ミッションケース内側を綺麗に掃除してメインシャフトシールの交換!
ここまでの作業で、あらゆるケミカルを使い分けます。
一言でいうと「グリス」や「シール剤」です!
金属と金属、金属とプラスチック、耐熱、浸透、かじり防止、潤滑、摺動部だったり。。。
メーカーや種類が有りすぎますが、それぞれ用途にあったケミカルを使います!!
組付けはクラッチのセンター出しをして、逆手順で組み付け!
最後に組み付け後にテスターでストロークの調整を試乗しては調整を数回繰り返します!
ベアリングが破損していたせいか、なかなか合わせるのが大変でした。。。!
最終チェックが終わればクリーニングをして納車!!
こちらもリフトの都合上、急ぎでさせて頂きました!!
ありがとうございました!!!
サービス 向島